■あの町この町吸血鬼 末吉暁子作
主人公のみちこは、となり町の進学塾に通いはじめた女の子
その塾へと向かう進学路の途中に、一つの大きな古いお屋敷がありました
まるで外国のホラー映画に出てきそうな無人のそのお屋敷を見るたびに、みちこは吸血鬼や魔女やミイラ男や狼男やフランケンシュタイン達が
住んでいるのだろうと想像してみるのでした
ところが、その幽霊屋敷に突然の変化が訪れるのです
まるでシンデレラか白雪姫が住んでいるかのようにピカピカのお城に生まれ変わってしまったそのお屋敷は、ヨーロッパのどこかの国の伯爵が
日本に住むために改装したものだったのでした
ある日、みちこの母宛てに、一通のパーティー招待状がやってきます
その差出人とは、あのピカピカのお屋敷に住んでいるド・ラコーレ伯爵からのものでした
パーティーに招待されなかったみちこは、何としてもパーティー行きたくなってしまいお屋敷に忍び込もうとするのですが・・・・・・・・・・・
パーティーに忍び込んだみちこが見たものは?
そしてお屋敷の屋根裏部屋に閉じ込められている、謎の男の子の正体とは?
最後の最後までその謎があかされない、非常によく出来た吸血鬼童話です
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