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■サセックスの吸血鬼(原題:The Sussex Vampire)コナン・ドイル作 訳:小林司/東山あかね


物語は、敏腕私立探偵として名高いシャーロック・ホームズのもとに、二通の手紙がやってくるところから始まります
一通目の手紙を読んで、ホームズは思わず鼻白んでしまいます
それは、吸血鬼に関する問い合わせを書簡にて受けたために、探偵であるホームズを推挙したという
モリスン・モリスン&ドット事務所からの手紙だったのです

吸血鬼を調査するなどというあまりにも非現実的な話に、助手のジョン・H・ワトスンにも愚痴をこぼしてしまうホームズだったのですが
もう一通の手紙を読み進むにしたがって彼の態度は次第に変わり始めます
その手紙の主であり、依頼者でもある紅茶仲介業者ロバート・ファーガスンの手紙の内容は恐るべきものだったのです

ファーガスンが再婚した女性は、とても穏やかな気立ての良い女性でした
ところその後妻は、ファーガスンと先妻との間に産まれた男の子に対して、とても非酷い折檻を行っているという事実が発覚したらしいのです
それだけならまだしも、一才にも満たない自分の赤ん坊の血を吸っている現場を、まわりの者が目撃したという内容だったのです

その後妻が引き起こす、謎の行動の意味とは?そして彼女は本当に吸血鬼なのか?
私立探偵シャーロック・ホームズの名推理が際立つ推理小説です

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